ペースメソッド教育法について

ペースメソッド教育法について

ペースメソッドって?

ペース・メソッドって初めて聞く人も多いと思います。ペースメソッドとは、言葉の通りペース先生の教育法です。ペース教授は、アメリカのコロンビア大学の名誉教授ロバート・ペースです。

 

 

このロバート・ペース教授が、「音楽は、すべての教科のコア(核)である」との理念のもとで考案された、生涯型ピアノ学習法なのです。

 

以前から、教育心理学者のあいだで、音楽の持つ潜在能力が全ての強化の学習におおきく効果をもたらし、人間の形成に大きな影響を及ぼすことがしられていました。

 

しかし、心理学に元ずいた理論的で緻密な体系を持つ学習法を確立されていませんでした。

 

アメリカ政府での音楽教育にかける予算は乏しくまた、音楽教育の重要性に対する理解も良くありませんでした。

 

貧富の差や人種によって教育の格差を是正し教育全体の底上げと充実を模索していた故ケネディー大統領は、音楽の持つ潜在能力に深く理解をしており、ロバート・ペース博士をアメリカ国の音楽諮問機関の一員に任命されました。

 

しかしながら、残忍なことに、抜本的な教育改革に取り組もうとした矢先、あの悲惨なケネディー大統領暗殺事件がおこり、この国家プロジェクトは実現されませんでした。

 

その後、ロバート・ペース博士は、以前のようなレッスン形態を根本から刷新し、音楽の持つ可能性を広げるペースメソッドを作り、その理論や理念は高く評価されることとなりました。

 

 

この、ペースメソッドは、大変素晴らしいメソッドでありますが、このメソッドを扱うことは非常に難しい現状があります。

 

実際にペースメソッドを掲げている教室でも、そのレベルがバラバラであること、使いやすい部分だけをピックアップして体系が崩れた状態でペースメソッドを使っていること、ペース教授の本当に意図していたものと変わってきているように感じています。

 

南音楽院では、ペースメソッドの理論を使っていますが、南音楽院としてペース教授から直接教わり、英語から日本語の翻訳家を介さず学んだ当教室としての考え方にて教育基準をまとめ、ピアノ教育を行っています。

 

そのため、ペースメソッド研究会で発表されているものと食い違っている部分があるかもしれません。

 

しかし基本的に、ペース教授の理論を基に、教則本もその理論通り同じ数だけ使用しています。

 

たとえば、このレベルでは4冊の教則本を使うがそのうち2冊しか使用しないなどの行為は致して居りません。それは、ペース教授の理論に反すると感じているからです。

 

そのような使い方をしている教室が多いためか、ペースメソッドの売れていない教則本が日本で絶版になってきており教則本の確保が大変な状態になっています。

 

南音楽院では本当に役に立つピアノ教育をめざし、妥協なく真摯に取り組んでいます。

 

ペースメソッドの特徴についてはコチラを参照して下さい。基本的に、これを基準にして教育しています。

 

ペース教授の動画↓

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